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2005-01-30

[世界情勢] サルワカおさらいシリーズ第3弾

今回は靖国問題です。 小泉総理の靖国神社参拝に対して中国がしきりに文句を言って来ています。そんなこたぁどーでもいいやん昔の事、思いっきり内政干渉やんけ と思っている人も大勢いるでしょう。しかし、盗人にも3分の理 というように中国には中国の言い分がありそれを知るとまたちょっと見方が変わってきます。

そもそも事の発端は 田中角栄総理が中国との国交回復を図ったのが1972年の事でした。このとき日本は過去、中国を侵略し多大な損害を与えた事を公式に認め、深く反省する と陳謝しました。日本の態度に気を良くした中国政府は『一部の軍人』による暴走が諸悪の根源であって お互いに被害者である との認識を示して賠償金の請求を放棄する と模範的な善人を演じました けっきょく中国は賠償金を請求するよりも恩を売ってODAでお金を出させる方が得 と思ったわけですね。そしてその思惑通り、日本政府は数兆円に上る巨額のODAをしてきました。ここでいう『一部の軍人』とは東京裁判で有罪となったA級戦犯達でこの時点ではまだ靖国神社に合祀されていませんでした。ですから靖国神社に政府が公式参拝しても天皇陛下が参拝しても中国は文句を言いませんでした。ところが1978年にこのA級戦犯14名が合祀されて神様になっちゃったんですね。その後数年は公式参拝をしていましたが そのことが中国にバレて猛烈な抗議が来ました。ようするに元A級戦犯の神様を祀り政府が公式参拝しているということは国家としてA級戦犯の罪を認めていないのではないか つーわけです。これを受けて、1986年、天皇陛下は公式参拝見送り 、1985年の中曽根首相公式参拝を最後に政府の公式参拝は途絶えていました。平成8年になって橋本総理が一回だけ公式参拝に行きましたがそれも一回限り、そして我らが小泉総理が平成13年より例年、公式参拝を始めました。

なぜ小泉総理は中国の人民感情を逆撫でするのか? 

以前よりアメリカには 東アジアの覇権国をつくり東アジアを安定化してもらおうという思惑がありました。最初に話を持ちかけたのは日本です。ところが日本はアジアのリーダーよりアメリカの属国を選択したんですね。それじゃ仕方ないから中国にでも話をするか つーことで中国に話を持ち掛けました。アジアの盟主となってよ いろいろ援助してあげるからさーってな感じで。今の急速な中国経済発展にはアメリカの思惑が大きく関与しているようです。急速な発展を望んでいない中国政府の思惑とは裏腹にバブル経済は急成長を遂げていますが、都市部と農村部の格差は広がる一方、台湾問題等、まだまだ国内の問題は山積みの状況から日本の手助けが必要で、一緒にアジアの盟主になりましょう と声をかけたいのだけど 靖国問題で人民感情が悪化している現在、声をかけたくてもかけられない状況にある。小泉総理の公式参拝は『あんた(中国)とはまだ手を組むつもりなねぇーよ』という意思表示ではないかと予想されています。




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